2013年5月28日火曜日

12、もし雨漏りやシロアリを見つけたら

シロアリと雨漏りは確認しておきましょう。

不動産の売買には「瑕疵担保責任」というものがあり、これは売った一戸建てなどの物件が買った後で不具合が起きた場合に売り主が保障する特約ですが、これは不動産会社が不動産を売却する場合には必ず付けなければいけない特約です。

しかし、不動産会社が間に入って個人の売り主と個人の買い主の場合には「瑕疵担保責任」を必ず付けないといけないということはありません。

現に契約をするときに個人間で仲介する場合に瑕疵担保責任をつけているともめ事が起きた時に間に入って仲裁しなければいけなくなるため、不動産会社にとってはお金にならない余分な仕事が増えるので、不動産会社としてはできれば瑕疵担保責任に関わりたくないのです。

そして、そんな瑕疵担保責任で一番多い話しが「シロアリ」と「雨漏り」です。

しかし、これは一戸建てを売却して引き渡すときの現状で「シロアリがいない」とか「雨漏りはしてない」とか伝えることで大体大丈夫です。その後のことはわからないので、買った人に任せるしかないのです。

では、一戸建てを売る側は何をすれば良いかというと、まずは、現状で雨漏りがあるか、シロアリが発生しているかということを自分で出来るところで確認すれば大丈夫です。

雨漏りに関しては天井にシミが出来てないか、すべての天井をチェックすれば良いですし、シロアリに関しては床下からシロアリが出てきてないか、もし見れるのであれば床下を簡単にチェックするだけで大丈夫です。

しかし、これを放っておくと面倒なことになります。「シロアリがいる」「雨漏りをしている」などの現状でその分安くして買ってくれる場合もあるのですが、そういう物件は素人が手を出しづらくプロに買いたたかれることになり、最終的に安く売却することになって損してしまいます。

では、どうすれば良いかというと、「雨漏り」や「シロアリ」を発見したら早急に修理、駆除などで対応することです。

「もう売却して自分の物じゃなくなるからいいや」ではなくて、早めに対応しないとよけいに建物を傷めてしまい、結果的に売却価格で損します。


ここは早めに、誠実に対応するところです。

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