2013年5月28日火曜日

14、媒介契約って何を選んだらいいの?

不動産の仲介にはいくつかの形態があります。

・一般媒介契約
・専任媒介契約
・専属専任媒介契約

です。不動産会社に一戸建ての売却を依頼するときには、不動産会社の方からこれらの契約について説明があると思いますが、事前に頭に入れておくことによって不動産会社の営業トークに流されないようになります。

では、それぞれ特徴を説明していきます。


1、「一般媒介契約」

不動産会社に媒介を依頼する契約の中で一番縛りが緩い契約です。一般媒介契約であれば、もし、他に良い不動産会社が見つかれば平行して一般媒介契約を結ぶことが出来ます。

一般媒介契約の良いところは縛りが緩いので、いろんな不動産会社と自由に話しや媒介の依頼が出来ることです。


2、「専任媒介契約」

専任媒介契約は、1つの不動産会社に専任で依頼するという契約形態で、他の不動産会社に依頼することは出来ません。もし、他の不動産会社が買い手を探してきても専任媒介契約を結んだ不動産会社を通してしか契約できないことになっています。

しかし、自分で買い手を見つけてきた場合は、専任媒介契約を結んでいても直接取引をすることができます。

専任媒介契約の場合は一般媒介契約と違って依頼主に状況の報告義務が発生します。定期的に現在の問い合わせ状況などを不動産会社は報告しないといけないため、一般媒介契約よりはやる気になります。


3、「専属専任媒介」

専属専任媒介は依頼した不動産会社を必ず通さないといけない契約です。専任媒介契約では、自分で買い主を見つけてくる(例えば友達が買ってくれる)などの場合は自由に取引できましたが、専属専任媒介契約だと自分で見つけてくることも出来ません。


と、それぞれの契約には特徴があります。

基本的に不動産に関するお金は特別に広告を依頼したりしない限り契約成立後の仲介手数料以外はかかりませんので、「媒介契約」のときにはお金は必要ないです。

では、どの媒介契約の形態が良いのでしょう?

今までの経験上、お客さんの立場に立てば「一般媒介契約」で十分だと思います。と、いうのは専任媒介契約や専属専任媒介契約だと、1社に依存してしまうことになるので、その依頼した会社がもしあまり営業が得意じゃなかったり、やる気がない会社だったりすると時間が無駄になるからです。

専任媒介契約と専属専任媒介契約は最長3ヶ月と期間が決まっていて、3ヶ月が過ぎると一旦契約がきれます。

不動産会社は出来るだけ長く契約をしたいと考えるので、3ヶ月契約を勧めてきますが、もし、契約した会社があまり良くない会社だった場合には3ヶ月間他の会社に依頼できなくなってしまいます。

信頼できる会社なら良いですが、会ったばかりの会社なら「一般媒介契約」で良いでしょう。


一般媒介契約で複数の会社に依頼すれば、どこの会社も他の会社に契約を取られないように必至に動いてくれるので、売却が早く成立する可能性が高くなります。

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